漣(さざなみ)農業日記

農業によせるさざなみから自分を考える

今押し寄せる波は、さざなみなのだろうか、荒波なのだろうか。

2022-01-01から1年間の記事一覧

南いちはらで新たな農業の動き

星野農園で森林浴 一昨日、久しぶりにじかに農業者の方の話を聞くことができました。私は昨年から、市原市の市民大学というところで、地域のことを中心に学習しています。「南いちはら魅力再発見講座」という講座のなかで、「農業を次世代に」という学習があ…

思い出された降雹被害

あれは、昭和53年の7月だったと記憶している。先輩の普及員と二人で現地に出かけた。バラバラバラと突然ものすごい音がした。車に何か当たる音である。しばらくして、その原因は雹だとわかる。通常、変わりやすい天候が多いのは、5月ころで、7月の降雹は珍し…

勾玉と貝輪

今年から、市原市民大学で、市内の歴史を学んでいる。市原市内には縄文時代から人間が住み着き、市内各地に多くの貝塚がある。今年の秋には、歴史博物館も開館する。研修の一環として昨日は、博物館の体験スペースを使って、縄文時代に起源をもつ、勾玉と貝…

開拓者 大熊からきた関本さん

たまたま3月7日の朝日新聞夕刊を見て、本当にびっくりしました。それは福島県大熊町で100年続いた梨農家の若き5代目の関本元樹さんについての記事でした。「なんか似たような内容だな」と感じました。読み進むうちに、「あれ、これはあの関本さんのことだな…

ある中山間農村の現実

私の妻は若い頃、千葉県南部にある東京都の健康学園で児童の教育に携わっていたことがあった。先日久しぶりにそのとき同僚だった女性から妻に電話があった。驚いたことに、最近、夫君がなくなったという話である。 このご夫婦は職場結婚で、夫だった方は、県…

変化を新しい資源としてとらえ、次の展開へ

農業の担い手の減少の中で、10年以上前に事業化された農の雇用事業が現在も続いている。わたしたちNPO法人ちば農業支援ネットワークでは、事業を受けた経営体の調査を組織として請け負い、事業開始当初から実施している。 今回、私が担当している経営体であ…

農業支援サービス

昨年の夏から秋にかけて農水省が農業支援サービスのアンケートを行った。20000人に対して行い、12938人から回答があったということである。 そのうち5436人が有償サービスを利用しており、回答者の42%にあたる。これはかなり高い数字であろう。そのうち、出…

私の就農、次世代の就農

電子書籍「農業は生き方です」から、執筆者の言葉をそのまま抜粋しました。 奥野さんは袖ケ浦市で大型の酪農経営を行っています。現在経営は長男に移譲されていますが、50年あまりの酪農人生を語っていただきました。 私が就農したのは1970年4月。年間売り上…

ジャガイモがもたらしたもの

チャールズ・C・マンという人が書いた歴史書「1493」では、コロンブスがアメリカ大陸に到着して以降、長年隔絶されていた生態系と生態系が突然出会い混じり合い、これが現代のグローバル社会の起源となっているという説を紹介している。その中で、ジャガイ…