漣(さざなみ)農業日記

農業によせるさざなみから自分を考える

今押し寄せる波は、さざなみなのだろうか、荒波なのだろうか。

勾玉と貝輪

今年から、市原市民大学で、市内の歴史を学んでいる。市原市内には縄文時代から人間が住み着き、市内各地に多くの貝塚がある。今年の秋には、歴史博物館も開館する。研修の一環として昨日は、博物館の体験スペースを使って、縄文時代に起源をもつ、勾玉と貝輪をつくる実習があった。勾玉は、古くから使われたペンダントということだ。昔自分たちがよく遊んだロウセキを素材にして、型紙で大きさをトレース、それを砥石で磨き、最後に紙やすりで仕上げる。古代の人はどのように作ったかはもちろん不明である。貝輪は貝殻の真ん中に丸く穴をあけたブレスレット。これは縄文時代の作り方を想像させる作り方で、素材は、南房総に多いベンケイガイの貝殻で、これを裏返して貝殻のてっぺんに穴をあけ、これを砂の上に置き、割れ口をシカの角でたたいて穴を広げる。手が入るまで穴が広がったら、銚子の海岸から拾ってきたやわらかい石(砥石)を使って、ぎざぎざをそり落として仕上げる。
 夏休み、子供たちに声をかけ参加者を募ったところ、すでに定員に達したということである。博物館にこのような体験館を設置し、日常的に体験研修を行うということだが、これは非常に楽しみである。
 なお、自分の作った勾玉と貝輪については、不器用を絵にかいたようなものだが、もう少し、紙やすりで仕上げるつもりである。

自作の勾玉と貝輪