漣(さざなみ)農業日記

農業によせるさざなみから自分を考える

今押し寄せる波は、さざなみなのだろうか、荒波なのだろうか。

2024-01-01から1年間の記事一覧

地元に根付いた農産加工

千葉県栄町は、成田市や印西市と接していて、北側に関東の大河「利根川」がある千葉県でも指折りの穀倉地帯です。2013年9月、この地域で大規模な水田営農を展開している鈴木さんの後継ぎの夏実さんにミニコミ誌「漣」の原稿を依頼しました。 鈴木家が位置す…

体験農園の実際を見学 (清水菜々園・・ほがらか塾)

体験農園の売りは「農業生産を体験すること」「生産した農産物を味わえること」ですが、さらなる売りは「農業のプロにサポートしてもらえる」ということでしょう。農業者の側から言うと、自分のサポートによりきれいに農地を保全できるということと、消費者…

体験農園は順調

市川市の清水浩大さんのお宅は、松戸市との境にあり、典型的な住宅街。しかし、そこにはまだ意欲の高い農業者が頑張っています。10年前に清水さんは農業ミニコミ誌「さざなみ」に寄稿してくれ、ご自身が始めた体験農園について紹介してくれました。 彼の始め…

市民と共存する農業

染谷農場とさんち家(H.Pより) 柏市の染谷さんに「漣」への執筆をお願いしたのは、福島の原発事故から2年を過ぎた2013年9月で、染谷さんが15名の農業者とともに、農産物直売所「かしわで」をスタートさせて、もうすぐ10年がたつという頃でした。 順調だった直…

つないでいきたい・・農村の組織活動

2015年5月の「漣」の巻頭言は、君津市の榎本冨美雄さんが書いてくれた。内容は、千葉県ではじめてできた君津市の認定農業者協議会についてである。1995年に榎本さんが中心になって設立された協議会は、この年20年がすぎ、消費者と連携する農業を柱に次々と新…

よそから農村に人がはいる・・安西さんの話のつづき

安西さんの経営は、ここ10年くらいの間に大きく変化したと言えそうである。一つは販売先の多様化による生産品目の増大である。面積も大きくなったのだろう。なにしろ、トウモロコシは現在2ヘクタールも作っているらしい。しかし、この変化よりも大きいのは、…

コロナの影響で販売が大きく変化・・館山の安西淳さん

農業ミニコミ誌「漣」は「農業者からの発信」ということで、今から10年ほど前から3年半くらい発行した。200名弱の読者の方に読んでもらったが、私にとって、内容はとても新鮮だった。 この冊子はいくじないことに、2016年まで続けたけれど、翌年記事を単行本…