漣(さざなみ)農業日記

農業によせるさざなみから自分を考える

今押し寄せる波は、さざなみなのだろうか、荒波なのだろうか。

2021-01-01から1年間の記事一覧

農業における公務員の兼業について

農業では深刻な人手不足が続いているが、最近、この解決策の一つとして「公務員の兼業」ということがクローズアップされている。NHKのニュースだったと思うが、弘前のリンゴ農家で、市役所の職員が農作業に従事している姿も放映された。 もともと農業は季…

生乳廃棄の危機

コロナ禍の中、飲食店などの外食需要の落ち込みや学校給食での使用が減少するなどの原因により、年末年始になんと5000トンもの牛乳が廃棄される恐れがあるという。1頭の乳牛から生産される牛乳の量が年間7000kgとすると800頭分、40頭飼養している酪農家20件…

これから農業にチャレンジする人たちに

電子書籍「農業は生き方です」から、執筆者のことばをそのまま抜粋しています。 安田さんは、南房総市の千倉でトルコギキョウを生産しています。彼からいただいた名刺には「桔梗家」の文字がありました。 いま農業をやっている農家の後継者と新たに農業に飛…

あなた、60円の卵を買う気しますか?

スイスの女の子は至極当然のように、1個60円の卵を買うと答えました。 今、日本の農村の一番の問題は労働力問題。高齢となった農業者は次々に農業をあきらめ、農家戸数自体がどんどん減っている。耕作できない農地が増える中で、規模の拡大を目指す農業者、…

生産者と消費者が支える農業こそ「強い農業」

私は今年の9月から妻が参加している生協の方たち4〜5人で行われている「輪読会」にネットで参加している。現在読んでいる本は、東大の鈴木宣弘教授が執筆した「農業消滅」というショッキングな題名の本である。 私はこの鈴木教授については、10数年前、まだ…

農業があってこその・・・・この国

電子書籍「農業は生き方です」が「ボイジャー」という出版社から出版されています。これは、千葉県内の農業者のさまざまな取り組み、意見をそのまま載せたものです。これからこのブログで、一つずつご紹介します。紹介は、その方の文章の中から、私が印象に…

漣(さざなみ)農業日記はじめました

4年ぶりにブログを復活します。ブログの名称は「漣(さざなみ)農業日記」としました。 私は以前「漣(さざなみ)」という農業ミニコミ誌を作成し、約200名の方に送付していました。これは、農業者自身の投稿を中心に作ったもので、約3年半の間に10冊つくりまし…