漣(さざなみ)農業日記

農業によせるさざなみから自分を考える

今押し寄せる波は、さざなみなのだろうか、荒波なのだろうか。

私の就農、次世代の就農

電子書籍「農業は生き方です」から、執筆者の言葉をそのまま抜粋しました。

奥野さんは袖ケ浦市で大型の酪農経営を行っています。現在経営は長男に移譲されていますが、50年あまりの酪農人生を語っていただきました。

  • 私が就農したのは1970年4月。年間売り上げが100万円に満たなかったことを今でも覚えている。
  • 身近に1〜2頭の乳牛がいたせいか、北海道のキング式牛舎の赤い屋根と緑の草原、そういった風景に強いあこがれを抱くようになった。
  • 最初にやったことは家の周りの杉の木を切り倒して作った掘っ立て小屋の牛舎の建設、コンクリートは当然手練りである。
  • さらに規模を拡大するために、大型の牛舎と関連施設の整備を目指した。資金調達などはすべて自分でやった。親戚の叔父さん二人を保証人にお願いした。
  • 機械の共同利用組合を立ち上げ、結婚後10数年の間、教員生活をしていた妻も退職して経営に参画してきた。
  • 牛群検定組合の組織化、ヘルパー制度の導入、チーズケーキの製造・販売。同じ問題を抱えた有志8人での堆肥舎建設。
  • シベリア抑留を経験した父とは何か行動を起こすたびにぶつかった。もう少し父の気持ちに思いをはせて話をすればよかったと今は思う。
  • 多分せがれもそうだろう。折にふれ、感じることである。

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